東日本大震災から、10年。
2011年3月11日(金)14時46分、
あの日のことを今も忘れることができません。
東京にあっても大きな余震が続く中、
被災地復興のためにデザイン会社にできることがあるだろうかと、
社員全員で知恵を絞って考えたのが復興支援を呼びかけるポスターを無料配布することでした。
復興への想いを忘れないようにという願いを込めて、
「One for All, All for Japan. 」というスローガンをデザインし、
無料配布を始めたポスターは予想以上に反響が大きく、
皆様の想いを受け止めながらステッカーやカレンダーなどにもバリエーションを広げ、
今日までに累計40万個以上を配布してきました。
その間にも、熊本地震や北海道胆振東部地震、
強力な台風や豪雨による深刻な風水害など毎年各地で数多くの災害が発生し、
さらに昨年からは新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、
私たちのライフスタイルや経済活動は一変しました。
これまでの10年を踏まえて、どんな未来を創造していくべきか。
そのために今すべきことは何なのか。
視点を変え、考えを見直し、行動を改めるべき時が来ているのでしょう。
私たちもこの10年という日をひとつの区切りとして、
復興支援ポスター配布プロジェクトの役目を終えようと決断しました。
これまでプロジェクトを続けてこられたのは、
ひとえに応援してくださった皆様の熱い想いがあったからです。
たくさんのご支援・ご協力、本当にありがとうございました。
この場を借りて、改めて御礼申し上げます。